新作『深紅の碑文』について、補足。2012/12/11

先ほど書いた記事の一部に、既刊や新作の内容に触れている部分があったので、記事を作り直しました。公開されていた該当部分は、「Anima Solaris」のインタビューなどで既に回答している内容を含んでいたのでこちらでも書いてしまったのですが、一部、新しい情報もあったので、事前に知りたくない方のために削除しておきました。

念のため、今回新たに書き足した年表の部分にもシールを貼っておきました。クリックすると剥がれて、下の記事を読めます。既刊の内容に触れている部分はありません。年表と、年表の説明だけの状態に変えています。

新記事のURLは下記です。
http://ueda.asablo.jp/blog/2012/12/11/6657451

【修正版】新作『深紅の碑文』について、補足。2012/12/11


新作『深紅の碑文』について、補足。

「最後の40年間」という言葉の意味を、もう一度、アナウンスしておきます。(少し誤解が生じているかも……と思ったので)

(以前書いた記事)
●『華竜の宮』の世界観で、もう一本長篇が刊行されます
http://ueda.asablo.jp/blog/2012/01/26/6307825

上記リンク先にもあるように、「最後の40年間」というのは、〈大異変〉が起きる直前までの40年間です。人類が滅亡していく様子を、40年かけて描くわけではありません。『華竜の宮』で言うと、第八章とエピローグの間の空白期間にあたります。一部のエピソードは、少し、時代を遡って描かれます。
Ocean Chronicle シリーズを、時系列に沿って並べてみると……。

(※以下、年表になりますので、一応、シールを貼って隠しておきます。クリックすると剥がれます。既刊の内容に触れる部分はありません)
------------------------------------------
▼『華竜の宮』プロローグ

 ------(※数百年が経過)------------

▼短篇「魚舟・獣舟」

▼短篇「リリエンタールの末裔」

▼『華竜の宮』第一章~第八章

   ▼←『深紅の碑文』は、この位置に来る時代の話です。

▼『華竜の宮』エピローグ

------------------------------------------

と、なります。
年表上、「華竜」と「深紅」は時代が続いているわけですが、「深紅」が〈続篇〉ではなく〈姉妹篇〉という位置づけになるのは、主要登場人物が入れ替わっているためです(一部の人物は再登場します)
こうやって見てみると、年表的には、まだ空白期間がたくさん残っていますね。でも、長篇作品としては、『深紅の碑文』で、きれいに完結することがおわかり頂けると思います。余る部分は、どう考えても、短篇・中篇で処理したほうがいいんですね。書く機会があるかどうかは、わかりませんが。

『薫香のカナピウム』第一章、最後のページが掲載されました2012/12/13

 本日、五週連続でマトグロッソに掲載されていた『薫香のカナピウム』、第一章の最後のページが掲載されました。
 第二章以降の掲載は、来年度からになります。
 ストーリー自体は、私の頭の中で既に最後まで出来上がっておりますので、原稿が仕上がり次第、順次、先方へお渡しする予定になっています。掲載日時は不定期となりますが、来年以降も、よろしくお願い致します。

 ●Web文芸誌「マトグロッソ (MATOGROSSO)」(イースト・プレス)
  (右側バナーから入れます)
  http://www.matogrosso.jp/

「小説宝石」2013年1月号《百目シリーズ》「皓歯」後篇が掲載されました2012/12/22

 本日(12月22日)発売の文芸誌「小説宝石」(光文社)に《百目シリーズ》「皓歯」後篇が掲載されました。
 http://www.kobunsha.com/shelf/magazine/current?seriesid=104001

 次回、2013年1月22日発売分からは、《前篇》《中篇》《後篇》の三回にわたる、少し長めのエピソードが載る予定です。