ブログを移転しました2012/11/01

今後は、こちらをメインブログと致します。 しばらく、レイアウトが安定しないかもしれませんが、よろしく。

ブログ切り替え、完了しました2012/11/02

 メインで使っていたブログの広告表示が増えてきたので、こちらへ切り替えました。あちこちに散らばっていた情報を、一本にまとめました。

 ■公式トップページ
 http://www.jali.or.jp/club/kanzaki/s/
  →Profile, 新刊・既刊案内, このブログへのリンク, 「SF Prologue Wave」目次

 ■Nomadic Note 3(※ここ)
 http://ueda.asablo.jp/blog
  →細々と出てくる情報(雑誌関係)など

 更新頻度が落ちているので、この程度で充分だろうと思います。

文庫版『華竜の宮』(上・下)が発売されます2012/11/07

 2010年に早川書房から発刊された『華竜の宮』の文庫版が、11月9日に発売されます。元版が二段組のボリュームだったので、文庫は上下巻の分冊刊行です。

(上巻)
http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/21085.html
(下巻)
http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/21086.html

 初版からあった誤植・データミスは、今回の文庫化で完全に修正しました。また、文庫版では、単行本版「あとがき」の後に「文庫版あとがき」を追加しました。震災後の文庫化なので、初めて本作をお読みになる方へのコメントという意味合いだけでなく、単行本でお読み下さった方への追補という意味もあります。解説は、第7回日本SF評論賞と第3回創元SF短篇賞特別賞(飛浩隆賞)を受賞しておられる、渡邊利道さんが書いて下さいました。

 なお、〈ハヤカワSF・ミステリebookセレクション〉の一冊として、電子書籍版も同時に販売されています。各電子書籍販売サイトをご参照下さい。(*予定より発売が早まったようです。紙版との同時発売となりました)

新作、連載等々のお知らせ2012/11/08

■今年は山のように仕事をしました。まだ、単著の形になっていないので目立ちませんが、最終的には、年末までに原稿用紙換算で合計2000枚ぐらいの原稿を書きあげます。(上半期発刊の単行本、インタビュー、エッセイの仕事を除く) その内訳は、読み切り短篇3本、連載2本、書き下ろし長篇です。

■11月から、これらの一部が順次公開されていきます。

■Web文芸誌「マトグロッソ (MATOGROSSO)」(イースト・プレス)で、11月15日より、長篇SFの連載が始まります。当方のスケジュールの都合で不定期連載となりますが、着実に、一章ずつ掲載していく予定。完結まで、すべての内容が無料で公開されます。単行本化が前提になった連載なので、終了後には一冊の本にまとまります(著者に、きちんと原稿料が入る仕組み)
 Web連載は私にとって初の試みです。よろしくお願い致します。
 (※トップページは下記。右端バナーから「MATOGROSSO」に入れます。中の目次を見て頂くと、私のページが見つかります)
 http://www.matogrosso.jp/

■11月22日発売の文芸誌「小説宝石」12月号(光文社)から、5ヶ月連続で《百目シリーズ》が掲載されます。「前編・後編」一作、「前編・中編・後編」一作の、計二作品が載ります。

■来年は「日本SF作家クラブ50周年記念」なので、エッセイや短篇の仕事を頂いています。詳細がわかり次第、ここで報告させて頂きます。一番早いのは、2月発刊予定の短篇SFアンソロジー。

■『深紅の碑文』は2013年の2~3月頃に脱稿し、そこから本にする作業が始まります。枚数が多いので、書き上げてからの編集作業が大変なのですが、出るのは確実です。いましばらくお待ち下さい。

■実は、私自身も来年が記念年にあたります。「作家生活10周年」です。10年間、現役作家として続けられたことに、あらためてお礼を申し上げます。読者の方々と、本に関わる場におられる方々のおかげです。ありがとうございます。

 次の10年間へ向けての予定は既に満載です。短篇、長篇、これからも続々と発表していきますので、よろしくお願いします。

長篇SF『薫香のカナピウム』の連載が始まりました2012/11/15

●Web文芸誌「マトグロッソ (MATOGROSSO)」(イースト・プレス)
 (右側バナーから入れます)
 http://www.matogrosso.jp/

長篇SF『薫香のカナピウム』の連載が始まりました。当方の都合で、一章ごとの不定期掲載です。それほど長い作品にはならず、たぶん、400枚ぐらいで完結します。Webには冒頭から結末まですべての文章が掲載され、完結後には単行本化されます。

ひとつだけ、オマケ。
連載第一回からしばらくの間、著者は作中で、ある特定の単語を禁じ手にしています。これは、後々の展開の伏線となる部分です。