産経新聞連載【宇宙からのメッセージ】「小松左京と秘書のおかしな物語」目次2012/01/26

 小松左京事務所(株式会社イオ)の乙部順子さんの連載です。2012年1月26日から産経新聞で連載中。毎月1回、最終木曜日に掲載。ネット上でも読めるので目次を作りました。

 ■小松左京と秘書のおかしな物語(1)旅立ちを見送って
 http://sankei.jp.msn.com/life/news/120126/art12012608080004-n1.htm

 ■小松左京と秘書のおかしな物語(2)先生はシャイ!?
 http://sankei.jp.msn.com/life/news/120223/art12022308230002-n1.htm

 ■小松左京と秘書のおかしな物語(3)万国博研究
 http://sankei.jp.msn.com/life/news/120329/bks12032907410000-n1.htm

 ■小松左京と秘書のおかしな物語(4)東京事務所開設
 http://sankei.jp.msn.com/life/news/120426/art12042608140002-n1.htm

 ■小松左京と秘書のおかしな物語(5)パソコン・ソード 
 http://sankei.jp.msn.com/life/news/120531/art12053108000001-n1.htm

 ■小松左京と秘書のおかしな物語(6)豊富な人脈 誇るとき
 http://sankei.jp.msn.com/life/news/120628/art12062808260005-n1.htm

 ■一周忌で一回お休み。
 ※(7)は無し。連番が飛んでいます。

 ■小松左京と秘書のおかしな物語(8) 理想の映画 続いた模索
 http://sankei.jp.msn.com/life/news/120830/art12083009300002-n1.htm


 ※以下、随時更新。

「SFと科学」目次2012/01/26

 執筆時に参考にした実在の科学技術や研究成果、および、SFを読む方が興味を持ちそうな記事をまとめました。記事は、読書メーターのパブリッシュアカウントで公開したものから抜粋しています。

■さまざまな海上都市(「リリエンタールの末裔」『華竜の宮』)
 【清水建設】
  http://www.shimz.co.jp/theme/dream/greenfloat.html
 【ギズモード・ジャパン「水に浮かぶ都市」】
  http://www.gizmodo.jp/2008/06/post_3839.html
 【engadget日本版「海流を利用して2年で世界を一周する "Sea Orbiter"」】
  http://japanese.engadget.com/2006/07/12/sea-orbiter/

■磁性流体(「マグネフィオ」)
 【磁性流体アートプロジェクト・公式サイト】
  http://www.kodama.hc.uec.ac.jp/protrudeflow/index.html

■海洋無人探査機(「ナイト・ブルーの記録」)
 【JAMSTEC/深海巡航探査機「うらしま」】
  http://www.jamstec.go.jp/j/about/equipment/ships/urashima.html

■現地培養器(「ナイト・ブルーの記録」)
 【JAMSTEC/沖縄トラフ熱水活動域「ちきゅう」掘削孔を利用した潜航調査計画 in NT10-17 および「カンダタシステム」】
  http://www.jamstec.go.jp/j/jamstec_news/okinawa2010/outline.html
 【JAMSTEC/沖縄トラフ熱水活動域採掘航海】
  http://www.jamstec.go.jp/biogeos/j/xbr/sugar/OkinawaDrilling/aboutDHBD.html

■マリン・クロノメーター(「幻のクロノメーター」)
 【National Maritime Museum】
 ・H-1(エリーがハリソン家で最初に見たクロノメーターです)
  http://collections.rmg.co.uk/collections/objects/79139.html
 ・H-2
  http://collections.rmg.co.uk/collections/objects/79140.html
 ・H-3
  http://collections.rmg.co.uk/collections/objects/79141.html
 ・H-4(四台目。ここで、クロックからウォッチに変わります)
  http://collections.rmg.co.uk/collections/objects/79142.html
 ・K-1(ケンドールが作った「複製H-4」)
  http://collections.rmg.co.uk/collections/objects/79143.html

■土星C環の波打ち現象(「氷波」)
 【National Geographic News】
  http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20101008002&expand#title

■宇宙における共生微生物の研究
 【朝日新聞「イカと共生細菌」】
  http://www.asahi.com/science/update/0521/TKY201105210519.html


※以下、随時更新

『華竜の宮』の世界観で、もう一本長篇が刊行されます2012/01/26

 2月8日発売の「SFが読みたい! 2012年版」(早川書房)でも少しだけ告知されますが、『華竜の宮』の世界観で、もう一本長篇が刊行されます。現在、鋭意執筆中です。

 今回の物語では、終局の〈大異変〉が発生するまでの激動の時代――〈最後の40年間〉が描かれます。主要登場人物が入れ替わるため、あとがきに書きました通り〈この世界観を使った別の物語〉となります。(※一部の人物は、再登場いたします)
 物語の〈語り手〉が変われば、同じ世界観であっても見える世界(光景)は一変します。〈別の物語である〉とはそういう意味です。

 タイトルは『深紅の碑文』。〈血で書かれた碑文〉という意味です。

 なお、「魚舟・獣舟」「リリエンタールの末裔」「華竜の宮」と続く一連の作品群を私は勝手に《 Ocean Chronicle シリーズ(OCシリーズ)》と呼んでいるのですが、今回の『深紅の碑文』をもって、《OCシリーズ》の長篇部分は完全に幕を下ろします。きれいさっぱり終わります。

 『深紅の碑文』が書かれてもなお、年代史上には空白の時代が残りますが(たとえば〈海上民誕生の歴史〉〈マキたちの旅路の果てを描くファーストコンタクトSF〉〈獣舟視点から描かれる海洋世界〉等々)それらをどう扱うかは、現時点では未定です。


 発売予定は2013年末。Jコレクションでの刊行となります。


#追記
「SFマガジン」2012年3月号にて発表された《第23回 SFマガジン読者賞》で「リリエンタールの末裔」が2位に選ばれました。投票して下さった方、ありがとうございます。この場所に名前が載ることになるとは、なんともうれしい驚きです!