「SFが読みたい!」2013年版が発刊されました2013/02/09

 「SFが読みたい!」2013年版
 http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/111467.html

 いろいろ、取り上げて頂いております。昨年に引き続き、読者投票にも感謝。ありがとうございます。

 各社刊行予定のコーナーで、『深紅の碑文』が上下巻刊行になることも公表されました。もともと、『華竜の宮』自体が、Jコレクションの製本では一冊にするのが難しい作品だった(一冊に収めるため、通常のJコレクションよりも紙質が薄い用紙を使っています)ので、前回よりもページ数が増えた今作は、もはや一冊では製本不可能なため、上下巻に分冊しての刊行となりました。

SFアンソロジー『SF JACK』に短篇が収録されました2013/02/28

 SFアンソロジー『SF JACK』(角川書店)に短篇作品が収録されました。
 執筆者は、新井素子さん、冲方丁さん、小林泰三さん、今野敏さん、瀬名秀明さん、堀晃さん、宮部みゆきさん、山田正紀さん、山本弘さん、夢枕獏さん、吉川良太郎さん、私の合計12名。
 店頭では、明日(3月1日)ぐらいから販売されると思います。四六版のハードカバーです。アンソロジーでハードカバーというのは、最近では珍しいですね。カバー絵担当は田中達之さん。

 http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_detail.php?pcd=321211000072

 少し個人的な話をしておきますと、今回の作品(「楽園」)は、過去に書いてきた短篇の延長上に位置するものです。私自身の中には、「マグネフィオ」→「ナイト・ブルーの記録」→「楽園」という流れで同テーマの系譜があり、この先に、それらの発展形として長篇作品を予定しています。直接この三作と関係する作品ではありませんが、久しぶりに、宇宙SFとしてのスタイルでやろうと考えておりまして、いま、いろいろと構想中です。